2019年9月3日火曜日

障害のある人の避難行動


岡山県障害福祉課さんのお声掛けで
「障害のある人の避難行動作成推進事業取り組み状況中間報告会」
に参加させていただきました。



(第2部ではカモミールの協力「逃げ遅れる人々〜東日本大震災と障害者〜」を上映していただきました)



「逃げ遅れや二次的要因で命を落とす可能性の高い、
障害のある方を取りこぼすことのないように、
事前に避難行動の個人プランをモデル的に考えてみよう!」
という取り組みを始めるということでした。

様々な障害者団体、
サポート団体、
行政関係の方など80名ほどが参加され、
視覚障害
聴覚障害
視覚障害と聴覚障害の重複
心身障害
知的障害
自閉症
人工肛門などの内部障害
肢体不自由など11団体が、
セルフプランを立てみようと取り組んでみて
気付いたことや改善の提案のご報告がありました。

目の不自由な方には避難所の案内図は見えない。
耳の聞こえない方には防災情報が聞こえない。
車椅子の方は避難所に入れない。
知的障害の方は自分で考えて避難することが難しい…
障害と一口に言っても状況が多様で、
お一人お一人の対応を考えるというのは
本当に大切な作業だと感じました。

[ご報告の中で心に残った言葉]
・行ってもいいんだ!
 と思えるような避難所の在り方が必要。
・ご本人やご家族だけではセルフプランを
 作ることは難しい。
 セルフプランを作るに至る為のサポートが必要。
・障害があると、
 自分の生活に必要な物品がとてつもなく多い。
・(視覚障害の方は)本人が経験したことがない
 災害は想像することが難しい。
・(重度障害の方)呼吸器は精密機器なので、
 避難所の電源は使えない。
・停電して痰の吸引などが出来ないと、
 たちまち命にかかわる。
・「(災害が起きたら)ほっといてくれていい。避難所には行かない。自分を助けるぐらいなら他の人を助けて欲しい」と言われた。しかし、何度も訪問しているうちに「自分が避難しないと他の人を守れない(他の人を危険な目に合わせてしまう)ということに気付き、避難するという考えに変わってくださった。

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